大会をご覧になる方へ 

 高等学校ロボット相撲選手権を楽しくご観戦いただくためにこちらをご覧いただき、ロボット相撲の魅力の一端に触れてください。

 ≪ロボット相撲とは≫
ロボット相撲とは、参加者が自作したロボット力士をアイディアと技術で戦わせる競技です。ロボット相撲には操作員が送信機を操作してロボットを動かして戦う「ラジコン型」と、ロボットにセンサーやプログラムが組み込まれておりロボット自らの判断で戦う「自立型」の2部門があります。また、従来の3kg級に加えて、新しく500g級の対戦も行う事になりました。

2階級ロボットの規格
ロボットの規格( 3kg級と500g級の比較)

 3kg級に加えて、新しく500g級の対戦も行う事になりました。本選手権に参加できるロボットの規格は、3kg級に関しては、縦横各20cm以内、高さは無制限、重さ3kg以内のロボットで、直径154㎝の鉄製の土俵の上で戦います。また、500g級に関しては、縦横各10cm以内、高さは無制限、重さは500g以内のロボットで、直径77㎝の木製の土俵の上で戦います。3kg級は強力な磁石で土俵に貼りついて攻撃されても簡単に持ち上げられないように設計されていますが、500g級はあらゆる方法での土俵への吸着が禁止されているので、二つのクラスのロボットでは戦い方が全く異なります。

土俵(3kg級と500g級の比較)

〈勝敗の決め方〉

ルールは簡単。対戦相手が土俵の外に出て、余地と呼ばれる土俵外側の地面に着いたら勝ち。

ロボットが浮いているので、まだ負けではない

一部でも余地に着いたら負け

3本勝負で、3分間の時間内に2本先取したら勝ちとなります。

 ①技術力、戦術
ロボット相撲の力士(ロボット)には、色々な技術が詰め込まれています。3kg級は強烈な磁石で土俵である鉄板に吸着しており、簡単には土俵から剥がされない構造になっています。土俵にがっちり貼りついた力士を自由に動かせるようにする技術はとても高度なものですし、土俵にがっちり貼りついた力士を土俵から剥がして土俵の外へ出す技術のぶつかり合いは、正しく矛と盾!角が弱いとされるロボットの弱点をどのような戦術で突くかも見ものです。また、500g級は土俵への吸着がない分、加速、減速、方向転換などが3kg級と比べて難しくなるため、バランスの取れたロボット設計、プログラミング、操縦技術などが必要となってきます。
②スピード
相撲も一瞬で勝敗が決まる場合もありますが、ロボット相撲の勝敗はまさしく一瞬で決まる場合がとても多く、瞬きをしている余裕はありません!狭い土俵の中で、3kg級は速いロボットは原付並みの速度になることも!ラジコン型ではその速度のロボットを人間がプロポで操縦するという、神業とも呼べる操縦も見ものです。
③アイディア
相撲ロボットには変わった形をしたものや、本体外に腕などの付属物がついているものがあります。それぞれアイディアを絞ってそれを形にしたものです。戦術を考え抜いた結果、ユニークなアイディアをロボット本体や戦い方に盛り込んできます。「その手があったか!」というアイディア合戦も、ロボット相撲の見どころの一つです。

 

一部500g級の内容が含まれておりません

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